
絵を描く前には自宅近くを散歩するという盛合さん。
「この辺の海とか雲とか、ここに来れば風を感じるし、元々住んでいた場所もあるし、ここからエネルギーをもらって作家活動にイメージを膨らませる感じです」
2011年の東日本大震災の後、がれきに覆われた場所に生える草花を目にしたことが、今の作風につながっています。

「もしかしたらあれを見なかったら絵を描いてなかったかもしれないですね。道具が全部なくなったので絵を描こうという頭がなかったので、(草花など)きれいなものを見たので絵を描こうかなっていうイメージかな」

自宅の外には廃材を切り貼りして作られた立体的な看板やオリジナルキャラクターが描かれた看板もあります。


可愛らしいキャラクターは地域の人々に笑顔を届けています。
作品で地域を盛り上げる盛合さんには大きな夢があります。
(ボールペンアーティスト 盛合崇さん)
「宮古地域にアートの文化を広めたいという夢があって、もっと絵を描いてる人が
集まったり見たいという人が集まって交流が生まれてひとつの文化みたいなのが根付いてくれれば楽しいかなと感じています」
夢の実現に向け、盛合さんはこれからもボールペンを握り続けます。
