語られることのない郷土史を知る資料…
市民グループ「昭和史セミナー」によりますと、入善町内には「忠魂碑」や「忠霊塔」が10か所ありますが、「平和塔」に彫り直して建立したものは確認されておらず、富山県内でもここだけではないかと見ています。
昭和史セミナー事務局 村上邦夫さん:
「忠魂碑を平和塔に彫り直した経緯を知ることで、当時の社会の気運や犠牲となった人々への見方、扱い方がどう変わっていったかを考えるきっかけになります。日本の過去の戦争について関心が薄れていくのは仕方がないとして、いま語られることのない郷土史を知る上での貴重な歴史的資料であり、後世に残していってほしいです」
