被害おさまったはずの模倣品が再び中国で…「宇治抹茶」だけど産地「中国大陸」

 7年ほど前に中国に抹茶ブームが到来して、一時は生産が追い付かないほど人気となった一方で、模倣品が流通したのだ。京都府の茶協同組合や特許庁などが対応し、被害はおさまったとみられていた。しかし…。

 (丸久小山園 小山元也社長)「それが終わったと思ったら、今度はまたパッケージは似せてはいないんですけれども、うちの中国で売れている銘柄、例えば『五十鈴』とか『青嵐』とか『若竹』とか、そういった銘柄を使った商品が出回っているということに気付きまして。本当に恐ろしかったというか、また始まったかという、そういう感じですね」
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 2年半ほど前から同じような模倣品が中国で再び流通し始めたという。
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 その模倣品を、今年3月時点の中国の販売サイトで見てみると、大きく「宇治抹茶」と記載があり、あたかも宇治で作られたように見える。しかし産地の表記を見ると中国大陸と書かれている。