日常生活での「ハプニング」

ところが、買い物の際には日常茶飯事だというこんなハプニングも…。


「忘れてた!置いたままだった…商品を買って満足して、商品忘れちゃいました(笑)」

一方、九谷焼の制作では、このADHDの特性の一つである「こだわりの強さ」が作品づくりの強みとして表れています。


高林真穂さん(26)
「気に入る感じにならない…。悩ましいな」
「自分の中でのこだわりが相当強くて、完璧だ!っていうのは作れたことがない、100点はないんです。だから追求したくなるんですけど」


研修所に入る前から好きだったという細かな模様を描く作業は、九谷焼の伝統技法「赤絵細描」でもその実力を発揮。「自分の完璧主義な性格や、一つのことに集中しすぎて周りが見えないなど、一般職をしてると致命的だったことが今は逆に強みとして生かされている」と話していました。