気付かれにくい「ADHD」
2年半前、髙林真穂さんが診断されたのは、「ADHD=注意欠陥・多動性障害」。不注意やミスが多かったり、集団行動を苦手とするなどの特性があり、幼少期から成人を迎えるまでの子どもの、20人に1人の割合で存在すると言われています。

松原病院・岡田淳夫医師(精神科)
「大人になってから発症するというよりも、幼少期持っていたADHDが程度が軽い~重いまである。それが重いケースだと、大人になっても残ってしまう」

髙林さんの日常を支えるのは、パートナーの大晴さん。2人は大学時代からの友人でした。

パートナー・鈴木大晴さん
「最初の印象は明るくてちゃんとしているという感じだった。辛い時期を乗り越えた後に、自分で楽しいとかやりたいと思えることに出会うのは大きい。このまま、自分の好きなように進んでほしいと思う」

高林真穂さん(26)
「しんどい時期が2,3年あったけど見捨てずにいてくれたり、偏見なく接してくれた。彼がいるから外で頑張れる。なくてはならない存在です」

高林さんは、外出先での忘れ物のリスクを減らすため、肌身離さずリュックを、財布は無くさないように工夫をしています。