支持率狙いの「憲法改正」?

加藤キャスター:
支持率が低迷している中で、もう一つ、注目されている発言がこちらです。

岸田総理
「憲法改正を実現したいという思いはいささかも変わらない。任期中に最大限努力する」

と発言がありました。これにつきまして、星さんに聞きました。

星浩氏
「保守層狙いの発言。そもそも改憲派と思われていない。支持率アップにはつながらないのでは」
ということでした。

ホランキャスター:
星さん、この動きとスケジュール感について、本当にどれだけ実現可能なのか、するべきかどうかなどはいかがでしょうか。

星コメンテーター:
安倍政権のときは、安倍さんはどちらかというと保守派右派だったので、政権の調子が悪くなると右バネって言いますか、右エンジンをふかして民主党政権の批判をしてみたりして立て直してきました。岸田さんもその真似をして右エンジンを吹かすために憲法改正も考えているということですけど、岸田さんは元々あんまり憲法改正に熱心に取り組んできたとは誰も思っていないですので、右エンジンをふかそうとしても空ぶかし状態になってしまっていいて、なかなか党内からも求心力は回復していかないという状況だと思います。

井上キャスター:
そもそも改正するしないに関わらず議論が深まっていないので、それどころじゃないですよね。

星コメンテーター:
物価高や生活が苦しい中で、憲法改正どころじゃないというのは国民の意識でしょうね。