岸田総理は、年内に解散総選挙を行うことを見送る方針を固めました。何をやっても裏目に出てしまう最近の岸田総理について、街の人は?
支持率急落で?解散は“見送り”

加藤シルビアキャスター:
年内の解散見送りということを固めた岸田総理ですが、まずは支持率の推移を見ていきたいと思います。
去年の8月には6割ほどあった支持率ですが、徐々に下がり、直近では29.1%と過去最低となっています。
さらに3月にはウクライナの訪問、5月にはG7広島サミットが行われ、少し支持率を持ち直した場面もありました。このとき“解散に含みを持たせる発言”があったということで、永田町には解散風が吹きました。
しかし、直近の支持率の影響か、岸田総理は年内の解散を見送る方針を固めたということです。

さらに今国会に政府が提出している給与アップ法案について、総理の給与やボーナスなど合わせて年間46万円増えるという法案ですが、これについて野党側から反発が相次いでいます。
今月1日には、日本維新の会の音喜多政調会長が「到底国民の理解は得られません」と発言。これに対し「不信を招かないよう努力を続けていきたい」と岸田総理は話していました。しかし、法案の見直し、取り下げなどについての言及はありませんでした。

8日は衆議院で審議入りしたこの法案、柚木議員は「本当に耳を疑ったどういう感覚をしているのか」と反発は相次いでいましたが、9日、松野官房長官は給与の増額分を全て国庫に返納すると表明しています。