“予防接種前に感染”は今からワクチン打つべき? タイミングは?

上村キャスター:
続いて予防接種についても伺っていきます。
インフルエンザの予防接種が始まるのは、一般的に10月中旬ごろからと言われていますが、例えば9月に既に感染した場合、今からでもワクチンを打つべきでしょうか。

東京歯科大学 市川総合病院 寺嶋毅 医師:
打った方がいいと思います。インフルエンザも「A」あるいは「B」など、いくつかタイプがあります。
一つに感染しても他の方に対してまだ免疫が不十分なケースも多いと思いますので、そういうものに対してもワクチンというのは、「A」二つ、「B」二つの種類に免疫ができるようになってますから、そういう意味では接種した方がいいかと思います。

上村キャスター:
さらに、現在まさに感染して療養中という方がワクチンを打つとしたら、タイミングとしては、どうすればいいでしょうか。

東京歯科大学 市川総合病院 寺嶋毅 医師:
やはりインフルエンザの症状がすっかり無くなってから、体調が良くなってからということがいいと思います。やはり一つ副反応が出たときに、インフルエンザの症状なのか、ワクチンの症状なのかというところの判別が困難ということもあります。

井上キャスター:
あくまでもワクチンを打ってもかかるわけじゃないですか。でも重症化を予防しましょうと。
お子さんで特に心配なのが「インフルエンザ脳症」。あの辺りの予防効果でワクチンはどのくらいあるのでしょうか。

東京歯科大学 市川総合病院 寺嶋毅 医師:
小さいお子さんの重症化も7割8割の予防効果が示されていますので、特に小さいお子さんというのは接種した方がいいと思います。