樹木を80年間も放置していた理由は?

 『緊急河川維持業務』として始まった樹木の伐採。住民らの訴えに対して徳島県の東部県土整備局・東恭一次長は次のような見解を示しました。

 (徳島県・東部県土整備局 東恭一次長)
 「防風林であったり鳥とか景観、地元の人にとってみたらいわゆる癒しの空間だったというふうな声も聞いています。本来は木が大きくなる前に切っておかないといけないと思うんです。なにぶん県も管理する河川数が多いですし、細かいところまでは全て行き渡っていなかったという状況で」
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 県によると、年に数回は堤防の安全性を確認する必要があったということで、今回は安全性を確認する上で生い茂った樹木を伐採したといいます。
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 そして80年間も放置していたことについては次のように話しました。

 (徳島県・東部県土整備局 東恭一次長)
 「(Q思い出したように急に伐採するのはどうなのか?)思い出したようにって言われると耳が痛いですけど、今まで維持管理ができていなかったというところは十分反省すべきところなんですけど。今回、国の予算も活用してやれることになりましたので。(Q80年くらい放置されたのは主に予算の問題なのか?)そうですね。予算はもちろんだと思うんですけど、地元からの要望もおそらく大きな声はなかったんじゃないかなとは想像できますけど」