専門家は「しっかりとした根拠を持って説明しないといけなかった」
地元から要望がないのであれば、なおさら伐採する際には事前に説明する必要があるようにも思いますが、今回の行政側の対応について、環境法に詳しい近畿大学の林晃大教授に話を聞きました。
(近畿大学 林晃大教授)
「80年間もそこに樹木があったのであれば、それは生活の一部になっているということは当然考えられますので。法律上は特に説明が必要ないとされていたとしても、やはりそこは事前にある程度説得力を持って『なぜ樹木を切り倒さないといけないのか』というところを、しっかりとした根拠を持って徳島県としては説明しないといけなかったのかなと思います」
80年間も放置した結果、住民らの憩いの場になった堤防の樹木。安全対策なのであれば住民らに丁寧に説明した上で伐採すればよかったのではないでしょうか。
(2022年6月27日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『憤マン!』より)