「音楽をやっていいキャンプ場」計画 招待された大学生たちも期待
(神戸VARIT. 南出渉さん)
「コロナというのがこんな2年以上、これだけ打撃を与えるかとは思っていなかったのは確かなんですけれども、『逆境でも新しいことはできるやん』というのは感じていた」
「コロナ禍でもライブができる空間をつくりたい」。そんな想いから“音楽ライブができるキャンプ場”をつくるプロジェクトを始めました。
(神戸VARIT. 南出渉さん)
「キャンプ場に行ったときに『音楽演奏禁止』とか書かれていたので、『あ、そうなんやな』という。『音楽は午後8時以降禁止です』みたいな感じだったので。(つくるのは)音を鳴らしてはいけないというルールがない、音楽をやってもいいというキャンプ場ですよという」
施設をつくる上で大きなハードルとなったのが“気兼ねなく音が出せる”こと。そこで南出さんは、周囲に民家がない京丹後市のスキー場跡地に目を付けたのです。
完成は2か月後の6月。南出さんは、ライブハウスに通ってくれていた学生らをオープン前に招待する計画も立てていました。
(神戸VARIT. 南出渉さん)
「(コロナ禍で)大学生が卒業ライブもできずに卒業していって、思い出作りができなかったのをふびんに思ったのがきっかけだった。ずっとそれがひっかかっていたんですよ」
神戸大学の軽音学部「ROCK」。コロナ禍で2年続けて大学祭が中止になるなどしてライブの機会は激減。今回、プレオープンの野外ライブに招待されました。
(神戸大学・軽音楽部「ROCK」 岡本季奈部長)
「(コロナ禍で)イベントが中止になったと聞いた時も落ち込むばっかりで、『またか』みたいな。あるかわからへんライブに向けて練習するだけだった」
(神戸大学・軽音楽部「ROCK」 井口莉奈さん)
「私はずっと軽音がしたくて、大学に入ってやっと始められたのに(コロナで)ちゃんとライブができないことが多かったんですけど、やっとライブが、しかも野外でできることがすごく楽しみ」