「やはりジャニーズの名前は、取らざるを得ない」

会見でジャニーズ事務所は10月17日付で「SMILE-UP.」(=スマイルアップ)に社名変更すると発表しました。このスマイルアップ社は、被害者の補償業務のみ行う会社となります。社長に東山紀之さん、取締役に藤島ジュリー景子さんが入り、100%の株主で会社に残ります。そして、補償業務が終わった後、会社は廃業するということです。新会社を設立するという発表もありました。こちらは希望するタレント個人と個別に契約する「エージェント会社」となります。ジュリー氏は出資せず、役員にも就任しない、一切関与しないという発表もありました。社長には東山さん、副社長に井ノ原快彦さんが入るということです。
元週刊文春の記者で、ジャーナリストの中村竜太郎さん、スマイルアップが補償業務のみを行う形に関して、どんなご意見でしょうか。
(中村氏)破綻した会社を再生するプランとして、グッドカンパニー・バットカンパニー方式があるんですけれども、それにならった形で、スマイルアップという形にして補償業務を行うやり方は、おそらく妥当だなと思っています。名前に関しては「ジャニーズ」「ジャニー」っていう名前が被害者の心情を逆なですることを考えると、やはりジャニーズの名前は、取らざるを得ないなというふうに思います。一番大事なのは、これからの業務の中身です、補償をどういうふうに具体的に進めていくのかをメディアとして、あるいは世間が厳しく見極めていく必要があると思います。