子どものころ、夏のお祭りのときに食べていた『ちまき』は季節ごとに味をかえて、お店で販売することにしました。

【村宮菜々子さん】
「やり方もわかんない。ここの結び方とかもわかんないから、先生に聞いて…」
【祖母・玲子さん】「先生(笑)」
団吉氷店は、もともと村宮さんの祖父母が営む酒屋でした。
どこか懐かしさを感じるお店の雰囲気。それは地に根付いているものを、今につなげているからです。

【村宮菜々子さん】
「お酒の宅配もするけど、スーパーの替わりに使ってくださるお客さんも多かったので、本当ワイワイして“憩いの場”的な形。めんどくさかったり、高齢化でできなくなるパターンって世の中にすごく多いと思うんですけど、それをちょっと私たちがやることで続けられるのであればやりたいなって、すごく思いますね」
【村宮さんの祖母・玲子さん】
「大変だろうけど、がんばってほしいね。うれしいわ、この子ががんばっているの」

考えた方や行動を自由にするため始めた“多拠点生活”。
新潟での時間が、自分に戻れるひとときとなっているそうです。
【村宮菜々子さん】
「育ってきたのが新潟なので、小さい頃の感情とかに戻る。インスピレーションとかがすごく自由になっている感じはします。やりたいことがあって『東京と新潟でやってみよう』という考え方とかをしてもいいんじゃないかなって」
団吉氷店では、きょうも賑やかな声が響いています。
