■こけしを通じて野球と触れ合ってほしい
楽天野球団 桑島敏江さん
「球団としても、こけしを通じて野球に触れてもらいたい喜んでもらえるものは何かと考えた時に、こけしの材料になっているのが木というところで、バットがあるじゃないかと」

こけし作家 林貴俊さん
「田中和基選手にしましょう!」
球団から届けられたバットでこけし作りへと取り掛かる林さん。
一本のバットから多くて5体のこけしが作られます。
こけし作家 林貴俊さん
「半分になっていたりとか、稀に粉々になっているものがあったりそれが難しい」
バットを削り形を整えていく作業。
その中で林さんがこだわっている部分があります。

こけし作家 林貴俊さん
「なるべく選手が使っていた痕跡とかは残すようにしてます。ピッチャーとバッターの思いが合わさって折れてしまったものですから、そういった部分は残しておきたい」
真剣に作業を進めることおよそ30分。最後に絵付けを行い瞬く間に折れたバットが「こけし」へと生まれ変わりました。