こけし作家 林貴俊さん
「やっぱりね、このぎゅーぎゅーと握った感じというのは手に取ってみてはじめて分かる。こんな激しいあと残るんだって、ちょっと鳥肌たちますよね。こけしは
ずっと飾っていて見てもらえるというのは、再利用の中でもいいのかなと思う」

完成しました!


選手にとっては商売道具でありながらも、どうしても消耗品となっているバット。
田中和基選手も自分が使用していたバットが「再利用」されていることを知り喜びがあると語ります。

楽天イーグルス 田中和基外野手
「折れた後は、僕たちはどうしようもできない。僕たちが何かに加工するという技術もありませんし、一番の商売道具としているものが、新しいものになって他の人に届くというのはありがたいし、折ってる立場ですけどうれしい」

楽天イーグルス 田中和基選手


プロの選手たちが使った痕跡が、そのまま残っている貴重なこけし。林さんはこのこけしを通して、多くのこと知ってほしいと話します。

こけし作家 林貴俊さん
「石巻でこけしを作っているなら行ってみるかとか、小さなきっかけでいいので商店街の振興に繋がればなればいいし、これきっかけでSDGsとか、俺なんかも分からなかったので、知ってもらうきっかけなればいいと思う」

折れたバットから生まれたこけし。SDGsへと繋がるとともに街の活性化への思いが込められています。


折れたバットで作られたこけしは、楽天野球団のホームページで受注販売が行われています。