■こけしの材料はバット!
こけしの材料に使われているのは、実際にプロ野球の試合で楽天イーグルスの選手たちが使ったバット。折れたり、ヒビが入るなどして使用できなくなったものです。

こけし作家 林貴俊さん
「バットでこけし作ったら面白いんじゃないですかと、提案して採用してもらった感じ。作ってみて最初にバットが来たときは震えました。(これで)こけし作っていいのかなと」
あるプロ野球選手によると、バットは1カ月でひとりあたり2~3本は折れることがあるといいます。
そのまま捨てられていたというバットですが、サステナブルが叫ばれている今、NPB=日本プロ野球機構は以前から各球団の折れたバットを集め「かっとばし」という名前の箸を作り販売しています。
楽天野球団 桑島敏江さん
「こちらがこけしの材料になる折れたバットになります」
楽天野球団職員の桑島敏江さんです。使用できなくなったバットを地元ならではの物に変えられないかと考えていたところ、林さんからの提案を受け折れたバットでのこけし作りが実現したいいます。