宮古島市の上野野原(のばる)地区では十五夜の伝統行事「マストリャー」が行われました。

国の選択無形民俗文化財にも指定されているこの行事は、人頭税の時代に税として納められた穀物を枡で計っていた人を表わす「マストリャー」が由来となっていて、無事に税を収め終えた祝いとして始まったのが起源とされています。

中秋の名月が夜空高く輝く午後9時ごろから始まった野原のマストリャーでは、男性たちの勇壮な棒踊りとクバ扇と四つ竹を手にした女性達の優雅な舞が繰り広げられました。

最後は参加者みんなで伝統の踊り「クイチャー」を踊って向こう一年の五穀豊穣を祈願しました。