新年を前に糸満市の平和祈念堂で18日、平和祈念像のほこりを払う「浄め」がおこなわれました。

平和祈念像の「浄め」は、47年前の1978年に建立されて以来、毎年、慰霊の日の前と、年末のこの時期におこなわれていて、この日は観光バス会社の社員や県立芸術大学の留学生など19人が参加しました。

高さ12メートルの像は、堆錦の技法を用いて制作されたもので、参加者は、表面の漆に傷みがないかを確認しながら、頭から台座の隅々まで丁寧に拭いていました。

バス会社社員
「ほこりがついているところもあって、だんだんきれいになっていくのが、いいなって思います」
「日本とか世界の平和が続くようにという思いを込めながら、拭いています」

平和祈念堂では、大晦日の夜から元旦にかけて戦没者を慰霊する催しが開かれます。