「プログラミング的思考」を育てるトレーニングを“家庭の遊び”に
ーーしかし、親の声出しでちゃんと学べているのでしょうか…どう確かめれば良いんでしょう?

「家事でも何でもいいですが、子どもに付箋に『目的を達成するためにやらなければいけないこと』を書き出してもらって、それを並べていく、というようなやり方もあります。
例えば、『ベランダの洗濯物を片付ける』という目的を達成するためにはどういうことが必要か付箋に書いてみて、その付箋を並べてみる。
ベランダに行ってハンガーからタオルを外す、畳む、タオルを棚にしまう。お父さんの服をベランダから外す。そして、畳む。お父さんの棚に入れる。
しかし、親からすると、このやり方は非効率と感じるかもしれません。一気にベランダから外したり、一気に畳んだ方が効率がいいんじゃない、などと、子どもが並べた付箋を見て、これでうまく洗濯物が片付くかな?効率的なものになっているのかな?というようなことを一緒に考えてみるのも良いかもしれません」
“プログラミング”と聞くと、何となく自分には縁遠い存在と思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、普段みなさんが当たり前にしている家事のコツを活かせば、子どもにとって「プログラミング的思考」の最高の先生となることもできそうです。