食材費や光熱費など、ありとあらゆるものの値段が上がっていますが、人気の「デカ盛りグルメ」を提供する店はどんな工夫をしているのか。逆風の中、客の笑顔をみたいと工夫を続けているようです。
静岡市清水区の「河岸の市」にある海鮮料理店。目玉のデカ盛りグルメは「桜えびのかき揚げ丼」です。
<井手春希キャスター>
「大きさを測らせてもらってもいいですか?」
<みやもと 宮本和昌さん>
「どうぞ」
<井手キャスター>
「18センチくらいですかね」
大人気のデカ盛りグルメですが、物価の高騰が悩みの種になっています。2023年4月の時点に比べて、小麦粉が約5割、油は3割ほど値上がりしています。
<みやもと 宮本和昌さん>
「頑張るしかないけど、苦しいっちゃ苦しい。板前も大きさをキープして、仕入れも頑張っているので、多少儲けが少なくなっても、頑張ろうかと思っている」
目玉のデカ盛りグルメは、客の認知度が高いため、やめるという選択肢は取りづらいのです。
静岡県藤枝市で43年続く喫茶店「ピエール」。1番人気のメニューを頼んでみると…
<ピエール 伊藤武さん>
「お待たせしました」
<井手キャスター>
「え~!普通盛りを頼んだんですが…」
<ピエール 伊藤武さん>
「はい!普通盛りです」
<井手キャスター>
「笑いが止まらない」
ボリューム満点のハンバーグピラフがなんと1,120円。直径27.5センチの皿の上にご飯2合分のピラフと190gのハンバーグがのっています。
<井手キャスター>
「ハンバーグもボリュームがありますね。ホワイトソースがおいしいです。なめらかな食感で重たくない。どうしてこんなに大盤振る舞いできるんですか?」
<ピエール伊藤武さん>
「(料理を)出した瞬間にわぁ~と驚いてくれてうれしそうな顔をする。それであ~よかったなと。やりがいのひとつになっている」
ボリュームがすごいのもさることながら、価格が1,000円以下のメニューが並ぶのもうれしいポイントです。
<来店客>
「たくさんでびっくり!ナポリタンたくさんですごいね。びっくり」
<地元に帰省していた客>
「東京にいると物がひたすら高いので、この値段でこの量を食べられるのはすごいなと思います」
ただ、コロナ禍に突入する4年前に比べると食材費は1.5倍に。この物価高を乗り切るため、工夫を重ねています。
<ピエール 伊藤武さん>
「1番大きいのは、自分でホワイトソースやデミグラスソースを手間はかかるが作っている。そういうところでカバーして何とかやりくりして、量を減らさずやっていきたい」
ソースは自家製で経費を3分の1に。さらにトッピングメニューの充実で、追加注文を増やし、客単価のアップに成功しているといいます。
<ピエール 伊藤武さん>
「1年1年できる限りこの量で、この価格でやっていきたい」
家庭でもよく利用する油、小麦粉、卵の今後の価格ですが、静岡経済研究所の恒友専務理事によりますと
▽油は円安の影響で高止まりが続く
▽小麦粉は落ち着く方向
▽卵も価格は落ち着く見込みです。
食材は高止まりが続く見通しで、わたしたちがデカ盛りグルメを楽しめるかどうかは、店側の努力次第という状況がまだまだ続きそうです。
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