諸塚村では
去年の台風で、椎葉村に次いで、被害額が多かったのが諸塚村です。
諸塚村では、2005年の台風14号以降、土地をかさ上げするなどの対策が施されましたが、去年の台風でも耳川があふれ、再び、中心部の商店街などを濁流が襲いました。
(長友幸生記者)「去年の台風で川が氾濫し、いまだ爪痕が残る諸塚村です。あちらには、流木などにより半壊していた飲食店があったのですが、今は撤去されています」
(興梠洋平さん)「ここは全部、ここ辺は全部店舗やったよね」
この場所で、中心部、唯一の居酒屋を開いていた興梠さん。

新型コロナの規制が緩和され、客足の回復を期待していた矢先に店を台風が襲いました。

台風により店は半壊。
店があった場所は、現在、更地になっています。
(興梠洋平さん)「自分の中では早くしたいなとは思うんですけど、ただもうみんなが集まって、楽しく飲めるようなそういう場所が目標ですね」

こちらは、諸塚内の自動車整備工場。
去年、創業から50年の節目の年に台風が襲い、工場の一部が流されたほか、整備中の車などが水に浸かりました。

(諸塚自動車整備工場・平田晃康さん)「冬になって寒くなる前にまでには、(復旧の完成を)やりたいんですけど、やっぱりどこも台風とかの影響とかで鉄工所さんとかもすごい忙しいみたいで、だから年内にできるかどうかはわからないんですよ」
現在、少しずつ元の姿に戻りつつあります。

(諸塚自動車整備工場・平田晃康さん)「ここで商売をするって決めて動き出しているんで、前向きにやっていきたいとは思っています」