去年9月、宮崎県内に甚大な被害をもたらした台風14号から1年が経ちました。この台風で特に被害が大きかったのが県北の山あいの地域です。

被災地では現在も復旧作業が行われています。現地の状況と、前を向いて歩みを進める住民たちの今を取材しました。

去年9月、宮崎県内を襲った台風14号

土砂災害や浸水被害が相次ぎ、3人が犠牲に・・・
宮崎県内の被害総額は721億円余りと、平成以降では2005年の台風14号に次ぐ規模になりました。


県内の市町村で最も大きな被害額となったのが椎葉村。
村のいたるところが姿を変えました。

あの台風14号から1年。椎葉村の住民は・・・

(住民)「普通の生活道路が通れなくて、大変です。まだ不自由ですね。」
(住民)「地域の中でも、あちこち痛んでるところがあって、いろいろ災害復旧はしよるけんど、なかなかまだ通れんとことかもあるから、なかなか大変ですね。時間をかけてせんとだめなのかなと思うけど」

村によりますと、村内の林道と村道のうち、のり面の崩壊や陥没などの被害がでたのはおよそ300か所。


このうち、工事の発注率は64%で復旧率は、およそ12%です。


(鈴木組・那須泉さん)「まだまだ、まだ手がけなしとのところもあると思います。今年また台風きたでしょ、あれでまた増えたかもしれないし、早めに復旧させてあげたいけど、人力も足らないとかああゆう感じですね。」