蚊は暑すぎるのが苦手

蚊が最も活発に活動する気温帯は25℃~30℃

アース製薬が行った実験では、
室温30℃の場所に設置したかごの中に手を入れると、30秒間で約12匹の蚊が手にとまり、室温36℃では、30秒間で約7匹という結果でした。
温度が高いと蚊の動きが鈍くなることがわかります。

この夏は猛暑で、一日の中でも30℃を超える時間帯が多くありましたが、最近は蚊の活動しやすい時間帯が増えてきています。

長島教授:
これから朝晩、特に晩はかなり多くなるでしょうね。シマカの場合は、4月から11月までが活動範囲です。まだまだこれからですよ

平年の蚊の活動期間は4月から11月。そのうち増殖期にあたるのが夏の7月~9月。
ただ今年は暑かったので、増殖期が9~11月にずれるのではないかと見ています。

東京都で蚊の個体数を調べた調査があります。
平年の夏と同じくらいの気温だった2015年は、蚊の個体数のピークは8月上旬でしたが、猛暑だった2018年のピークは10月上旬
今年もこのようになる可能性が十分考えられます。

長島教授:
別に蚊を援護するわけではないんですけど、蚊も子孫を残そうとか、生きようとするわけですよね。ちょっと秋の方に繁殖期をずらしてでも残そうとしているわけですよね。