9月7日、ジャニーズ事務所が会見を開き、ジャニー喜多川氏による性加害を認めました。
口火を切った元Jr.は今も誹謗中傷に苦しんでいます。当事者たちの受け止めを取材しました。
ジャニーズ事務所 会見で「性加害はあった」

村瀬健介記者
「ジャニーズ事務所の記者会見が始まります。たくさんのカメラが集まっています。性加害の事実を認めるのか、被害者の補償をどのようにするのか、事務所側の説明が注目されます」
9月7日、ジャニーズ事務所が記者会見を行った。

藤島ジュリー景子前社長
「ジャニー喜多川に“性加害はあった”と認識しております」
冒頭、藤島ジュリー景子氏は、ジャニー喜多川氏の性加害を認め、謝罪した。9月5日をもって社長を辞任。新社長には東山紀之氏が就任した。
村瀬記者
「半世紀以上の長期にわたって、数百人の少年に対して性加害が行われていたという史上空前の加害行為になると思うんですけれども」
東山紀之新社長
「喜多川氏と藤島氏の絶対的な存在がいましたし、僕らはそれを正しいと信じておりました。今となっては大変恥じておりますが、被害の拡大を生んだのではないかと考えております」
創業者に由来する社名「ジャニーズ」はそのまま。被害者への補償については、100%株主であるジュリー氏が事務所にとどまり、速やかに進めていくとした。
ジャニー氏の性加害については…
東山新社長
「やってることは鬼畜の所業だと思ってます」

“最も多くのNo.1シングルをプロデュースした人物”として、ギネスにも認定されたジャニー氏。一連の性加害問題を受け、記録は公式サイトから削除された。
ジャニーズタレントを広告に起用していた企業も、今後は見送るなどの方針を明らかにした。
会見ではジャニー氏の性加害に対する認識についても問われた。
村瀬記者
「東山さんは、性加害が行われていたことについて認識されていたのか。どのような行動を取られたのか」
東山新社長
「恥ずかしながら何もできず、何の行動もしておりませんでした。ただ“噂としては”もちろん聞いておりました」
会見を見ていたジャニーズ性加害問題当事者の会のメンバーたちは…

ジャニーズ性加害問題当事者の会 平本淳也代表
「残念だね、ここだけね」
ジャニーズ性加害問題当事者の会 石丸志門副代表
「東山紀之氏の発言は、真実性に欠けると思います。本当のことを語っているのかというところは、これから追及していきたいと思います」