好きだったのは『CHAGEandASKA』の曲 母親に小説の話も


次に、妹の供述調書が読み上げられた。青葉被告の人となりや、好きなものなどについての話しがあった。

(妹の供述調書より)
「真司は『CHAGEandASKA』や『LUNASEA』などを好んで聞いていた。音楽や音にこだわりがあり、『BOSE』というブランドのスピーカーを購入し、家のどこに置いたら一番音がよく響くかということを考えていた。『本物のスピーカーはいい音がする』などと言っていた」

「好きな食べ物は、ラーメン、焼きそば、カレーライス。安売りしているものをたくさん食べるのが好きで、例えば、マクドナルドのハンバーガーを10個買ってきて食べていることもあった」

一方、青葉被告が過去に起こした窃盗事件の裁判での様子や、京アニ事件の動機のひとつともされている「小説」に関するエピソードも明かされた。

「法廷で、真司が『なにをやってもうまくいかない、俺の人生なんてこんなもんだ』と嘆くと、裁判官から『家族がいるんだからちゃんとやり直しなさい』と言われていた。執行猶予付きの判決が出て釈放された日、身元引受人となって離婚した母から『これまで何をしていたの?』と尋ねられると、真司は『小説を書いている』と答えていた。すると母から有名な小説家の小説を勧められたが、『小説は誰かのものを読んで書くものじゃない。自分で書くものだ』と怒った様子で言っていた」