京都アニメーション放火殺人事件の裁判。2回目の6日は、検察側の「証拠調べ」から始まった。青葉被告は5日の初公判と同じ服装、車いすで法廷に現れた。そして事件当時、青葉被告が確保された直後の、警察官との緊迫したやり取りが録音された音声記録で公開された。
【公開された警察官と青葉被告とのやり取り】
警察官:「おい、名前を言え」
青葉被告:「青葉!」
警察官:下の名前は?
青葉被告:「真司や!」
警察官:「なんでやった!?言わなあかん!頑張れ!言え!」
青葉被告:「パクられた!」
警察官:「何を!」
青葉被告:「小説!」
警察官:「全く関係ないところやらんやろ?」
青葉被告:「お前ら知ってるだろ!」
警察官:「頑張って言え!言う責任がある!」
青葉被告:「お前らがパクりまくったからだろ!小説!」
警察官:「何人もケガしている!言わなあかん!」
青葉被告:「全部知ってるだろ!(涙声)全部知ってるだろ!(涙声)」
警察官:「ガソリンどれぐらい撒いた!頑張って言え!」
法廷内のモニターには、このやり取りが白い字幕で映し出され、青葉被告は食い入るように見つめていた。