「性格は父親そっくり」青葉被告は頭を小刻みに揺らす

厳しかったという父親は、1999年に死亡。その後、青葉被告は2007年に別の事件で有罪判決を受け、再び母親と暮らすことになった。

(母親の供述調書より)
「執行猶予が付いたので、真司は、私と、私の再婚相手が住む家で暮らすようになった。ある日、再婚相手と真司が口論となり、再婚相手が『お前に夢はないのか!』と問うと、真司は『罪を犯した身だから夢なんて持っていない!』などと大声でまくし立てた。その後、真司は部屋に引きこもるようになった」

「ある工場での勤務も、数か月で辞めたが、真司が言った理由は『周りの作業員の作業スピードが遅くて嫌になったから』だった。他の人のせいにする性格も元夫譲りだと思った」

母親の供述調書の中で、「真司の性格は元夫にそっくりだ」とする部分が何度か読み上げられると、法廷で青葉被告はその度に、頭を小刻みに揺らすような動きが見られた。