勝ってみなと喜びを分かち合う それが我々の使命

―――トップとして心がけていることは?
 おととしのスローガンが「TOGETHER as ONE」というスローガンにしたんです。みんな心をひとつにしてガンバ大阪に関わる全ての人たちと一緒にっていう思いが強いですね。とにかく7年遠ざかっているタイトルもそうですし、このスタジアムでの勝利もそうですけど喜びを分かち合いたい、これが一番ですね。Jリーグは、理念として「地域密着・社会貢献」が求められます。我々のフットボールがまずは魅力を持たないといけないですけど、両輪で走らせていかないといけない。勝ってみなさんに喜びを味わっていただくのが、我々の使命だと思っているので。

―――最後に小野社長が考えるリーダーとは?
 どのような状況においても決しておごることなく、常に謙虚な気持ちと感謝の気持ちを持ち続けられる人。そして、関係する全てのみなさまの衆知を結集できる人が、私が理想とするリーダー像となります。私自身もその思いをもって取り組んでいきたいと思っています。

■小野忠史 1961年大阪生まれ。1984年東洋大学を卒業して松下電器産業(現パナソニック)に入社。2019年「ガンバ大阪」副社長。翌年から同社社長。

■ガンバ大阪 1980年創部。1992年クラブ名を「パナソニックガンバ大阪」に、1996年「ガンバ大阪」に変更。2022年度の観客動員数は平均1万7000人、売上高は約59億円。

※このインタビュー記事は、毎月第2日曜日のあさ5時30分から放送している「ザ・リーダー」をもとに再構成しました。