アメリカ・ヨーロッパの進路予想 西日本接近の可能性は

アメリカ海軍進路予想(台風11号)

アメリカ海軍の進路予想です。大まかなコースは気象庁と同じ傾向ですが、気象庁に比べてやや進行速度は遅い傾向となっています。

アメリカ海洋大気庁(台風11号)

気象庁の進路予想で示される予報円は「その時刻に台風の中心が入る確率が70%」を意味しています。予報円の大きさは進路予想のブレ幅を表します。

台風の進路予報は「アンサンブル予報」という手法で行っています。数値予報で計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。

アメリカ海洋大気庁の240時間先までのアンサンブル予想結果です。台風11号の進路の傾向は気象庁の進路予想とザックリとは変わりませんが、進路のブレ幅は非常に大きくなっていることがわかります。

ヨーロッパ中期予報センター(台風11号)

こちらも台風11号の進路予想のブレ幅は非常に大きくなっています。沖縄付近を通過したあと、そのまま西寄りに進んで中国大陸へ向かうのか、進路を北よりに変えて東シナ海を北上するのか、かなりブレ幅があるのがわかります。