3つの台風とは別の熱帯低気圧が発生?

一方、台風11号の南東側には雲が目立つエリアがあります。対流活動が活発となっている海域です。このあたりに今後、熱帯低気圧が発生する可能性はあるのでしょうか。

ヨーロッパ中期予報センターは、ある予想時刻の48時間以内に、その場所から300キロ以内を熱帯低気圧が通過する確率を公表しています。

8月31日21時の予想を見ると、日本周辺には台風9号・10号・11号に伴って確率が非常に高くなっているエリアがありますが、それらとは別にもう一つ、確率が高まりつつあるエリアが南の海上には確認できます。

9月3日までの予想になると、さらに確率が高まっていく様子がわかります。この海域に熱帯低気圧が発生する可能性があることを示唆しています。

台風11号の進路予想、さらに次の熱帯低気圧の可能性をみてきましたが、ここ数日、各国の予報モデルともスパコンの計算結果が出る度に結果が変わっています。台風や太平洋高気圧以外にも予想結果を左右する要素が色々とあるため予想が安定していません。

今後も進路予想は大きく変わる可能性があります。現時点では、特に沖縄周辺に達して以降の予想は参考程度に見た方が良さそうです。