■“寄り添う”映画は世界へ


6月5日の「茅ヶ崎映画祭」当日。会場には起立性調節障害の子を持つ親たちがボランティアで応援に駆けつけました。地元以外での上映は初めてでしたが、全国各地から観客が集まり満席になりました。


映画を観た人はどう感じたのでしょうか。

起立性調節障害の女子大生
「こういうこともあるよね、大丈夫だよという映画になっていた」

起立性調節障害の彼女がいる男性
「1人で頑張んないでねって、俺とか友達とか頼ってと言いたいですね」

別の病気を抱える高校生
「(病気のことを)友達に話すことにしているが、誰かに何か言われるんじゃないかという不安もあった。でもそれは間違ってない、自分が進んでいる道が正しいんだと映画が伝えてくれた」

上映中に劇場の後ろで涙を流していた西山さん。上映後、その思いを語りました。

西山夏実さん
「この映画は私の力というより、周りの人の力で出来上がっている。関わってくださった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。皆さんの明日からの毎日に寄り添い続ける映画になっていればいいなと心から思っています」

10月の全米学生映画祭をはじめ、世界各国での上映も決まっています。

彼女たちの“寄り添う”映画を届ける旅はまだまだ続きそうです。