今年に入ってから北海道の一部地域で大量発生し、地元の漁業関係者を悩ませた「オオズワイガニ」。
リーズナブルな価格で販売したところ、一躍大人気となり、「蟹取県」の鳥取県でも販売されましたが、あれから2か月あまり。オオズワイガニのサイズと生息域が変化していることが分かりました。
オオズワイガニをめぐっては、北海道の一部地域で今年に入ってから大量発生。網にからまったり切ったりするため、漁業関係者からは当初、疎まれていました。
北海道立総合研究機構栽培水産試験場 渡野邉雅道さん
「地元で刺し網という漁具でカレイとかを獲っているのですが、オオズワイガニがかかることでカレイが獲れなくなってしまいます」
ズワイガニは現在5種が確認されていて、「ズワイガニ(松葉がに)」「ベニズワイガニ」「オオズワイガニ」「トゲズワイガニ」「ミゾズワイガニ」がいます。
「オオズワイガニ」はこのうちの1つで、見た目は「松葉がに」にそっくりですが、実は全く別物だそうです。
鳥取県水産試験場 藤原大吾 研究員
「鳥取で獲れるズワイガニはオピリオ種です。オオズワイガニはバルダイ種ということで、種類が違うカニです」