8か月間の通院を経て症状は落ち着く…

友人の情報やインターネットの情報をもとに自ら医師を探し、行き着いたのが富山市のアルペン室谷クリニックでした。水牧攻一院長は「体位性頻脈症候群」を長年、研究してきた国内で数少ない医師の一人です。

アルペン室谷クリニック 水牧功一院長:「一般的な検査をしても異常がみつからないということが非常に多いので、異常がないと言われたり、気のせいじゃないかとか、特に精神的な問題じゃないかと言われることがある」「体位性頻脈症候群という病態が昔からあるんですけど…」

「体位性頻脈症候群」とはPOTSとも呼ばれ、立ち上がったときに心拍数が異常に上昇し、立ちくらみやめまい、動悸や息切れなどの症状が起きる病気です。

患者によって症状に違いがあり原因は十分に解明されておらず、いまだ明確な治療方法も確立されていません。

アルペン室谷クリニック 水牧功一院長:「コロナ後遺症として、あるいはワクチンの後遺症として同じような症状、類似した症状」「ワクチンを打ったあとに同じように体位性頻脈症候群と同じような症状を訴える方がおられるというのは事実だと思います」

女性も「体位性頻脈症候群」と診断されました。

女性:「体位性頻脈症候群で間違いないと言われて」「ワクチンの副反応でほぼ間違いないでしょうと言っていただきました」「やっと認められたと思って本当に涙出そうになりました」

その後、水牧院長から処方された薬を飲み、水分や塩分をとるよう気をつけるなどの指導を受け、8か月間の通院を経て症状は少しずつ落ち着きました。