「ひとりひとりの平和って、どんなのかな」

「みんな、ひとりひとりの平和って、どんなのかなって考えてほしいなと思う」
8月9日、三重県津市にある、夏休みの学童保育で子どもたちに語り掛ける理恵子さん。


(被爆2世 鈴木理恵子さん)
「悪口を言ったり、けんかをしたりせず、みんなが笑顔になれること。身近なところにもたくさんの平和があります」
普段明るくやさしい“すーず”のまじめな話を聞いて、子どもたちも真剣な様子です。


(1年生)
「すーずのおじいちゃんとおばあちゃんが、原子爆弾にやられたのは悲しかったよ」
(3年生)
「何で人を殺すのかってことが気になる」
(3年生)
「自分の命を大切にして、けんかとかは無し」
(4年生)
「戦争は2度とあってはならないと思いました」

(被爆2世 鈴木理恵子さん)
「父が言えなかった分、何も話せなかった分を、今度は私が、父の分まで伝えていきたい。話していきたい」


直接の戦争体験者でなくても、自分と原爆は“地続き”になっている。その思いで子どもたちに語り続けます。