報告書を持参した西宮市教委『SNSで拡散とか対外的に開示しないようにお願いしたい』

 市教委や学校への不信感が高まる中、去年12月には、校長・教頭・担任らで構成された「いじめ調査委員会」が中間報告書を持ってきたという。その際のやり取りが録音されていた。

 【市教委の担当者 録音されたやり取り】
 「お渡しするにあたってお約束していただきたいことがいくつかありまして。内容を他人に見せたりとか、SNSで拡散とか、対外的に開示しないようにお願いしたいと思っています」

 学校側は『第三者に内容を口外しないでほしい』と求めてきた。さらに…。

 【市教委の担当者 録音されたやり取り】
 「損害賠償請求等の資料として使わないということも、そういう目的のために調査をしているんではないというのはご理解いただいて、お願いしたいと思っています」

 中間報告の段階で『裁判では使うな』ともとれる発言をしていた。
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 (被害児童の父親)
 「まだ中身も見てへんし、内容の確認もまったくできてない状態で、得体のしれない書類に対して約束しろと言われても」