政府は、拉致問題など北朝鮮による人権侵害問題についての関心と認識を深めるため、毎年12月10日からの1週間を「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」と定めている。
この「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」を前に、福岡市で「拉致問題を忘れないで~今伝えたいこと~」と題した講演会が開かれた。
登壇したのは初めての福岡訪問となった拉致被害者の曽我ひとみさん(66)。
1978年8月に母・ミヨシさんとともに拉致され、24年間を北朝鮮で過ごした。
2002年に帰国したものの、母とは拉致された日から47年もの間、会うことが叶っていない。
帰国から満23年。
曽我さんは全国を回り、拉致問題の風化を防ぐために声を上げ続けている。
※全5回連載その③
【最初から読む】「ここは北朝鮮という国だ」連れ去られたのは聞いたこともない国…拉致被害者・曽我ひとみさんが語った"母と引き裂かれた47年前の恐怖"【全5回連載①】














