男が妹に思うことは「何もない」控訴審に姿なし

控訴審初公判時の廷内スケッチ

5月17日に行われた雄介さんの3度目の面会。宮本被告は表情を変えることなく答えたという。

【面会時の雄介さんと宮本被告とのやり取り】

(雄介さん)「どんな理由で控訴したのか?」

(宮本被告)「別に私はどっちでもよかったのですが、弁護士から強くすすめられた。これからの量刑判断に影響が出るから一肌脱ごうと思った」


(雄介さん)「真優子に対して思うことは?」
(宮本被告)「何もないです」

面会を終えた雄介さんは被告への悔しさや憤りを露わにした。

(雄介さん)「本当に心をえぐられるようなことばっかり話されるから。亡くなった真優子に対しても何も思わんというのは本当に理解できないし、非常に腹が立って、悲しい」

控訴審で宮本被告側は「懲役20年の判決は重すぎる」などとして無罪を主張した。兄・雄介さんが面会を重ね淡々と答えていた宮本被告。法廷にその姿はなかった。