■金山の歴史
気仙沼市鹿折金山資料館 豊田康裕館長:
「ダイナマイトと手掘りで掘ったもの。1日1メートル掘った」
野口剛記者:
「一日でたった1メートル…」

気仙沼市鹿折金山資料館 豊田康裕館長:
「トンネル技術が素晴らしいと思います。当時の人たちが探していた金鉱脈をたどりながら、ここにあると目標を持って掘っていったことに驚いています」
これは坑道の図面。赤い線が坑道です。豊田館長によりますと今回の調査では、入り口から▼150メートルほど、進んだのはこの辺りまでとみられます。


気仙沼市鹿折金山資料館 豊田康裕館長
「総延長▼2.5キロのうち▼150メートル、入り口ですね。映像で見ているとかなり歩いているが、かなり掘っている中の一部ということがわかった」
行き止まりとみられた場所は、まだ入り口にすぎず、その先に網の目のような坑道がさらに広がっているというのです。
未だ発見されていない金鉱石が眠っているのか、今、知る人はいません。
鹿折金山資料館 豊田康裕館長:
「苦労や歴史を地域の人々や広く日本、世界の人々に知っていただきたい」

鹿折金山の坑道。
歴史に名を残した金鉱脈があったことを静かに伝え続けています。
今回は特別に許可を経て中に入りましたが、坑道は、安全上一般開放は難しく
立ち入りは厳しく禁止されています。

一方、モンスターゴールドの模型は、気仙沼市の鹿折金山資料館に展示されていて当時の写真などと共に無料で見学できます。