22年度の新潟県産の農林水産物の輸出額は49億1000万円と、過去最高に上ったことがわかりました。

新潟県によりますと2022年度、新潟県産の加工品を除く農林水産物の輸出額は前の年度より25.6パーセント増え49億1000万円となり過去最高でした。
品目別の割合では『錦鯉』が前の年度よりおよそ18.7パーセント増え32億4000万円で全体の3分の2を占めています。
次いで『コメ』が14億8000万円と30.1パーセント、錦鯉とコメはともに過去最高で、合わせると全体の96パーセントとなっています。
錦鯉の輸出先はアジアが60.3パーセント、ついでヨーロッパが24.2パーセントです。
またコメの輸出先は、シンガポールが15.5パーセント、次いでアメリカ、香港、台湾の順となっています。

輸出額が過去最高となったことについて、新潟県は「ウイルス禍がおさまり海外の錦鯉バイヤーが戻ってきただけでなくオンライン取引も定着した。また、コメについては、日系レストランや小売店への販路開拓に加え、22年のアメリカの干ばつでカリフォルニア米の価格が高騰したことなどが理由として考えられる」としています。