自分の望む声の高さまで“確認しながら”手術を行う
手術は局所麻酔で行われ、実際に声を確認しながら高さを調節していきます。
(医師)「痛み大丈夫ですか?」
(水谷さん)「大丈夫です」
(医師)「ちょっと練習で声を出してください」
(水谷さん)「えーーーー」
この十数年で声の高さを変える手術を希望する患者は増えているといいます。「LGBT」という言葉の普及や、自分の望む性別で普通に暮らしたいと願う人が増えたことも背景にあると考えられます。
(水谷さん)「えーーーー」
(医師)「声が高くなったのがわかりますか?今ざっくりやっているんですが、これから調節していきますからね。高くなりそうやね」
自分の望む高さまで声を調節していきます。
(水谷さん)「えーーーー」
(医師)「しっかり250~260Hzくらい出ているから大丈夫」
手術は約3時間で終了。声帯の周辺の腫れを抑えるため、声を出すのは3日後です。