25年続く“カラスvsヒト”

15年前の2008年。長岡市の空にカラスの集団が…
長岡野鳥の会の調査では、このころ最大でなんと『1万羽』近いカラスがいたというのです。

縦横無尽に飛び交うカラスは夜空を覆ってしまいそうなほど…
長岡駅周辺ではカラスのフンの被害にも悩まされていました。駅のホームはフンで大変なことに…

被害を何とか食い止めようと、2009年にはスピーカーで『アフリカガラス』の悲鳴を流す対策を打ち出すも、効果は一時的。

その3年後の2011年には、カラスが嫌がるレーザーを照射する「光」の刺激に、カラスが嫌がる音を出すスピーカーで「音」の刺激。

大学と企業がタッグを組んで最新機器を開発し、あの手この手で撃退作戦を練ってきましたが…少し経つとカラスが刺激に慣れてしまい、また戻ってくるという“いたちごっこ”。人間とカラスとの知恵比べは、実に25年前から続いているのです。