なぜカラスは長岡駅周辺に?
カラスの一日は、まだ日が昇りきらない夜明け前から始まります。
昼間はねぐらから飛び立ち、餌を食べたり休息したり…日が沈むとまたねぐらに帰ってきて集団になって眠りにつきます。

カラスにとって“安心・安全なねぐら”
長岡市の場合、その場所に選ばれてしまったのが駅のホームとその周辺でした。
【長岡技術科学大学 山本麻希 准教授】
「駅周辺ってどうしても都会ですから、カラスも敵に襲われることがない。(天敵の)猛禽類もそんなに近くにいるわけじゃないし、人口密集地なので餌が豊富にある。そういった理由で集まって来ちゃうのかなと思います」

カラスは春から夏にかけて繁殖期を迎え、それぞれの『なわばり』の中に巣を作って子育てをします。その後、秋から冬にかけては、別々の場所で子育てを終えたカラスも、ねぐらに戻って来て一緒になって夜を過ごすため、この時期にフンや騒音の被害が最も目立つようになります。

県外だけではなく、なんと海外からやってくるカラスもいて、ピーク時には1万羽近くが集まる長岡駅周辺。

このカラスになんとか手を打ちたい…そのために長岡市が用意したもうひとつの作戦が「レーザー」です。