身近な問題や困りごとを調査する「ど~いん新潟」。今回は四半世紀にわたって新潟県長岡市民を悩ませている『カラス』の問題です。

新潟県長岡市の玄関口、JR長岡駅近くに集まるカラス。冬場のピーク時には1万羽になるとも言われていて、フンや騒音が住民を悩ませています。このカラス撃退に向け、長岡市が本格的な作戦を開始しました。

JR長岡駅周辺に集まる“カラス”

【記者リポート】
「架線の上に黒い影がずらりと並び、羽を休めています。いたるところから鳴き声が響いていて、不気味な感じがします」

JRの架線を埋め尽くすカラスの群れ

JR長岡駅周辺に集まるカラス…架線上を埋め尽くすほどです。
慣れているのでしょうか?電車が走る大きな音にもさほど驚かない様子。

この日はカラスの被害や対策に詳しい、宇都宮大学発のベンチャー企業『CrowLab』のメンバーが長岡駅周辺を歩きながら実態調査を行っていました。


【近くに住んで20年の住民】
「朝4時とかから(カラスが)全部鳴くとすごく大きい音なので、それで起きたり寝付けなかったり…。新幹線のホームは距離も近いし、県外から来た人は『うわあ』となると思うので、気持ちよく迎えられる駅のほうが迎える側としてはいい」

【近くに住んで16年の住民】
「においもひどくて…。梅雨の時期に雨がすごいと、カラスのふんが乾かなくて広がってきて、掃除をする人もなかなかいなくて…」

住民が頭を抱える長岡駅周辺の「カラス問題」。
実は、今に始まったことではありません。