1960年に発足された新潟市消防音楽隊は、新潟市消防局に在籍する消防士で構成されています。

現在は隊長以下34人が所属し、新潟市内で年間およそ20回の演奏活動を通して、市民に「防火啓発」をしています。

「おはようございます」
この日、両手いっぱいに食材を持って出勤してきた高橋さん。
新人隊員は、先輩の食事を作ることも仕事のうちです。
【高橋宗吾さん】
「今日は、昼がひやむぎと、夜が唐揚げになります」

荷物を置いたら、すぐさま活動服に着替えます。
【高橋宗吾さん】
「この服に袖を通すときには『気を引き締めて一日頑張ろう』と思います」
毎朝欠かせない仕事のひとつが消防車の備品の点検です。
出動するまでの流れを確認する訓練も行われます。

「襟!しっかり立ててしっかりとめる」
「はい、すみません」
「火の粉が入ってきたりすると“やけど”するから。助ける立場の自分がケガをしないように」
「はい!」
小学3年生の時「かっこいい」と消防士に憧れていた高橋さん。
今の目標は、救助隊に入隊すること。

【高橋宗吾さん】
「音楽隊の中にも救助隊に入りながら音楽隊業務もこなしている方がいるので、そういった方にアドバイスをいただきながら、自分も将来はそういったふうに仕事をしていければと思っています」