村の観光協会は今年4月から、「eバイク」を活用したガイドツアーを始めました。
■豊丘村観光協会とよおか旅時間・長谷川雅(はせがわ・まさし)統括マネージャー 「やはり豊丘村の主産業は農業なので、農業と自転車をどのようにかけ合わせたら面白い企画になるかずっと頭を悩ませていまして」

それで生まれたのが農業と体験、食事を組み合わせた「フルーツスイーツプラン」です。
旅で使う「eバイク」はマウンテンバイクタイプ。
悪路も走れ、およそ100時間の長いツーリングにも対応します。
「それでは出発しまーす」
走り始めて間もなく、急な坂道が現れました。
ここで「eバイク」の本領発揮!
同行の飯田市のウェブライターFUNE(フネ)さんもぐいぐい坂を登ります。
■伊藤記者
「坂だけど楽ですねー、すいすい登りますね」
気が付けば、天竜川をはるか下に見下ろしていました。
■ガイドの豊丘村観光協会・矢野智志(やの・さとし)さん 「(標高差)100mは登ってますよね」

■FUNEさん
「電動バイクなので、楽らく こぎやすかったです」
坂を登ることおよそ20分、サクランボ園に到着しました。
■丘の上さくらんぼ園・塩澤貴司(しおざわ・たかし)農場長 「一番旬なのが佐藤錦、紅さやか。紅秀峰もだいぶ味が乗り始めているところ」
10数種類を栽培し、摘み取ることができる人気の農園。
この日は予約がいっぱいだったため、収穫済みのサクランボから選びました。
■丘の上さくらんぼ園・塩澤貴司農場長 「農業と観光を絡めるとなると、個人でやるとなかなか難しいところがあるので、観光協会でツアーとしてやっていただけるので、大変ありがたく思っている」
「eバイク」のパワーでさらにぐんぐん登り続け、駒ヶ岳の姿を望む絶景ポイントに到着しました。

■ガイドの豊丘村観光協会・矢野智志さん 「天気がいい日なんかだと水田に空が映って、駒ケ岳も映って、本当に景色がいい場所」
帰りは、ほとんど下り坂。
あっという間に村の中心部にあるカフェに到着しました。