モーターの補助で弱い力でこぐことができる「電動アシスト付き自転車」。

そのいわば進化型で長距離を走行できる「e(イー)バイク」のレンタルが、最近、長野県内で広がっています。

地域を盛り上げようと飲食店などをめぐるツアーも登場、その魅力とは?

蔵造りの街並みにある須坂市の観光交流センター「くらっと」。

特産品が並ぶ館内に、自転車が展示されています。

市の観光協会のレンタル「eバイク」です。

■信州須坂観光協会・大田奈津子(おおた・なつこ)さん                                    「須坂は全体的に坂道が多いので、それでeバイクを導入しました」

「eバイク」は電動アシスト付き自転車のいわば進化型。


長距離を走るクロスバイクやマウンテンバイクなどのスポーツ型や、たたんで車のトランクに積めるミニベロタイプをそろえています。

■大田奈津子さん
「走り始めも軽くて、踏み込みがそんなにきつくないので、すらすらとこいでいただける」

緩やかな上り坂の蔵の通りを走ってみると…。

■伊藤記者
「おお、楽!」                                                 「ほとんど足に力を入れていないが、すいすい進む」

さらに傾斜が急な坂道で、普通の自転車と乗り比べてみました。

■伊藤記者
「よいしょ、一番軽い変速なんですけど、やっぱ重い。これはきつい」

一方「eバイク」は…

■伊藤記者
「一歩目から全然違う、これは楽」


観光協会は2022年秋、レンタル「eバイク」をこれまでの倍の16台に拡充。

月1回のペースでガイドツアーも開き、地元の魅力発信に活用します。

天竜川沿いの河岸段丘に広がる豊丘村。

モモや柿などの果樹栽培が盛んな地域です。