2022年の台風15号で大きな被害が出た静岡市では、今回も災害級の豪雨に襲われました。22年の台風では対応の遅れが指摘された静岡市は今回、その教訓を生かすことができていたのでしょうか?
<農家 遠藤重義さん>
Qどれくらいまで水が来た?
「だいたい30センチくらい」
Qナスに浸かってしまうくらい?
「そういうナスはきょう捨てちゃったよ」
丸い形で濃厚な味わいが特徴の清水の特産品「折戸ナス」。静岡市清水区三保にあるこちらの農園では、今回の豪雨で深刻な浸水被害に見舞われました。
<坂口将也記者>
「静岡市清水区に来ています。こちらの道路ですが、くるぶしが隠れるくらいまでに冠水していて、ここから向こうは通行止めとなっています」
6月2日、静岡県中部では2回にわたり線状降水帯が発生し、静岡市でも雨が降り続きました。
<農家 遠藤重義さん>
Q汚れをかぶると売り物にはならない?
「半分以上ダメだと思うね」
遠藤さんの農園は全体が川のようになってしまい、ナスの収穫の最盛期を迎えようという前に大きな打撃を受けたのです。農園では枝豆も栽培していますが、こちらも葉がしおれてしまい、ハウスはほとんど全滅…。
<農家 遠藤重義さん>
「一晩でこうなっちゃった。あんまり泣いちゃいられない。しょうがないなと思ってさ」
静岡市では22年9月にも台風15号で深刻な被害が出ました。この際、指摘されたのが行政の対応の遅さです。
<静岡市 田辺信宏前市長>
「地区ごとにどのくらい被害があるんだと、そういう数字がないとどこの地区にどういう風にするか(決められない)」
今回、静岡市は前回の教訓を生かせたのか。4月から指揮を執る難波市長が意識したのは「計画性」と「スピード感」です。前回と今回の対応を比較してみると、避難所の開設や災害対策本部を設置するタイミングは、圧倒的に今回の方が早くなっています。難波市長は「情報共有」の重要性を強調します。
<静岡市 難波喬司市長>
「現場情報を早く把握するということをしっかりやって、把握をした上で担当部局の連携をしっかり情報をもとにやることにしたことで対応は速くなったと思う」
今回の豪雨は22年の台風15号と比べると、静岡市内での被害が少なかったことも事実です。ただ、スピードを重視する難波市長の考えが浸透していることも明らかになった形で、今後の災害対応にも生かされるという期待はあります。
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