女性採用に向け免許取得費用を会社が一部負担
大分バス菅本栄司人事部長代理「(大型二種)免許のない方には、入社をしてから免許の費用を支援する大型二種免許の取得支援制度も完備しています」
新人運転士育成のため、全国の多くのバス会社が設けている免許取得支援制度。
8年前から導入している大分バスでは、自動車学校の入学金などおよそ40万円を会社が負担することで、女性の潜在的な需要を掘り起こした可能性があると分析しています。また去年、営業所内に女性専用の休憩室を設置したということです。
大井さんもこの制度を利用し、入社が決まった後、およそ2か月かけて大型二種免許を取得しました。
大井愛子さん「曲がる時とか怖かったんですけど、普通の車よりミラーがいっぱいついているので、死角が思いのほかないので、しっかり気を付けて見ていれば大丈夫かな」
大分バスに在籍する女性運転士は5人と、まだ少ないもののやってみたいと思う人は積極的に門をたたいてほしいと話す大井さん。研修を担当した先輩運転士も、エールを送ります。
乗務歴34年の大津幹雄さん「これからうちの会社も女性をいれようとしているので、みんながバスの運転手になりたいなと思う印象を与えてほしい」
大井愛子さん「模範になれるように頑張ります」
「これからさらに勉強していきたい」と意気込む大井さん。きょうも元気にハンドルを握ります。