運転士不足が課題となっているバス業界でドライバーを志望する女性が増加の兆しを見せています。転職後、運転士として歩み始めた女性を取材しました。
大型二種免許を保有する女性が増加傾向
大分市内で路線バスを運転する大井愛子さん(41)。今年1月から乗務をはじめた大分バスの新人運転士です。20年間服飾関係の仕事に携わっていた大井さんは、去年の春、憧れの職業へ転職を決意しました。

大井愛子さん「バスの運転手は父親がやっていまして、子どものころから父親が(バスに)乗っているのを見ていて、幼いころからやってみたかったです」
「年齢的にも無謀な挑戦かなと思ったんですけど、この会社の女性の先輩たちも同じような状況で運転手になられた方がいると聞いて、そこで頑張ろうと思いました」
警察庁の統計によりますと、過去5年間で路線バスの運転に必要な大型二種免許を保有している人は、男性が減少傾向にある一方、女性は増加傾向にあります。

その背景のひとつと考えられるのが免許取得支援制度です。