今、リユース市場の規模は年々拡大し3年後には3兆5000億円まで成長するとの予測もあります。コロナ禍による巣ごもりの長期化に加えSDGsを追い風に利用者が急増している最新リユース事情をご紹介します。
■アウトレットのさらに半額…人気急上昇のリユース家電
家電量販店大手ではいち早く中古のリユース家電の販売を始めたヤマダ電機。旧モデルや展示品などのアウトレット商品と共に格安なリユース家電を販売しています。
ヤマダ池袋アウトレット・リユース 今泉裕明 店長
「リユース家電は基本的に通常の販売商品(アウトレット)の半額以下に設定させていただいております」

同型のアウトレット家電のおよそ半額とあって、今、リユース家電を選択する人が増えています。インターネットからも購入できる他、家電を新しく買い換える際に買取も行っています。
■リサイクルには6000円以上かかる冷蔵庫が…
東京・墨田区にお住まいの福浦さん。新しい冷蔵庫が届くこの日、今まで使っていた古い物を買い取ってもらうといいます。
冷蔵庫の買取を希望する福浦さん
「リサイクルするのもお金がかかってしまうので、買取を依頼しました」
この日届いたのは、大型の新しい冷蔵庫。同時に、配送スタッフが買い取る冷蔵庫の査定を行い、100円の買取額を付けました。
冷蔵庫の買取を希望する福浦さん
「100円でも買取値が付くっていうのはとてもありがたいなと思います」

買取金額が100円でも嬉しそうな福浦さん。実は冷蔵庫のリサイクル料や運搬費など、6000円以上かかる費用が浮いたからなんです。引き取られた家電はどのようにしてリユース商品に生まれ変わるのでしょうか。